日記以外の何者でもない

ここにその日あったことを垂れ流す。

忘れるのは記憶力かそれとも興味の問題か。

突然、自分が薄情な人間だと思えることがままある。どんなときかといえば、自分の過去に思いを巡らせたときだ。
いや、ほんとに、自分でもびっくりするほど記憶が乏しい。「わたしは過去にとらわれないニンゲンなの」なんていえば格好がつくのかもしれないけど、自分が所属していた大学の研究室の教授の名前が思い出せないとわかったときにはかるく絶望すら覚えた。

おとといのこと。「卒業から今年で10周年です。ぜひ今年のお盆は高校のみんなで集まりましょう」という連絡とともに、LINEのグループへの招待がきていた。わたしは故郷から遠く離れた場所でいま暮らしている。
彼らがいま、なにをして生きているのかまったく知らない。
別に、いまの彼らを知らないことは何ら恥ずべきことではないのだけれども、私が恐れているのは、当たり前のように花咲くであろう当時の思い出話だ。
まったく覚えていないことはない。フルネームではないにしろ、あだ名で良ければおそらく顔を見なくてもクラスの半分ぐらいは言える。
だが、当時クラス内でおきていた出来事となると、おそらく会話の7割は記憶にない可能性がある。現に、卒業して2〜3年後の大学在学中に一度だけ開催された同窓会ですら、もう現国の先生の名前と口癖が思い出せなかった。当時あんなにマネをしてバカにしていたのに。

そういう場面に出くわすと、本当に自分の記憶力のなさが情けなくなる。むしろ、これは本当にただの記憶する力が弱いというだけなのだろうか。もしかすると私は私が思っている以上に、他人に興味がないのではないだろうか。興味がないからこんなにも記憶に留めることができないのではないだろうか。

はなしは飛ぶが、今日から関東以南の本州は梅雨入りだそうだ。
ラジオで聞いていて気づいたのだが、私には季節に関する記憶、というか常識が乏しい。私は本気で例年の梅雨が5月なのか6、7月だったかよく知らない。祝日も何月になんの日があるのかわからない。年中行事で確実なのは正月と4月の入学・入社ぐらいのものである。

少し話を戻すが、私は招待されたままLINEグループに入ることもなく、いまだなんの返事もしていない。まぁ、今日はこんないちにち。